2015/11/14
気付いたのは10月中旬頃だったと思うが、その日を境にPageSpeed Insightsにてサイトのパフォーマンスを測定すると、”サーバーの応答時間を短縮する”という項目に引っかかるようになった。
よくよく項目を確認すると、サーバーの応答時間が遅く、修正の余地があるそうで・・・
以前から時々、この項目に引っかかることはあったが、それは一時的なもので、それまでは再度測定するとクリアできていた。しかし、10月中旬以降は、いつ測定しても、常にサーバーの応答が遅いと表示されてしまう状況だ。
これは私側に問題があるのか?それとも、私が使っているレンタルサーバー(ロリポップ)が悪いのか?どちらに問題があるのか、イマイチよく分からない。
何はともあれ、このままじゃいかん。というワケで自分なりに解決方法を模索してみた。
まず、データベースのオーバーヘッドを確認⇒問題なし。
ロリポップの契約プランをライトからスタンダードへ変更⇒状況変わらず
ロリポップの旧サーバーから新サーバーへ引越し⇒状況変わらず
CGI版PHPからモジュール版PHPへ変更⇒状況変わらず
プラグインを全て停止して測定⇒状況変わらず
キャッシュ関連の記述を削除して測定⇒状況変わらず
・・・・・・何コレ!?全然解決しねーよ( ;∀;)
問い合わせてみるか・・・
2015/11/24追記
サーバーの問題も疑って、ロリポップへ問い合わせてみたところ、半日ほどで回答があり、サーバーは特に問題なく稼働しているとのことだった。
うーん、じゃあ何が原因?
とりあえず、サーバー障害的な要因でもないとハッキリしたところで、もう一度冷静になって考えてみると、そう言えば10月初旬頃に「W3 Total Cache」というキャッシュ系プラグインを削除したことを思い出した。
「W3 Total Cache」は、色々なキャッシュを これ一つで管理できる便利なプラグインなのだけれど、いかんせん他のプラグインとの相性が悪いのか、色々と不具合が発生し、それらを制する技術を持ち合わせていなかったことから、削除するに至ったものだったが、試しにプラグインを戻して、Page CacheのみをONにしてみると・・・
何と!! ”サーバーの応答時間を短縮する”という項目は見る影もなく消え失せた。
ただし、解決したとはいえ、Page CacheをONにしたことにより、また色々と不具合が再燃す。
W3 Total Cacheは、プラグインを削除しても、WordPress内にはキャッシュファイルや設定が残っている。それがプラグイン削除後にイタズラしてるのかも?と考え、それ関連のファイルや記述を手当たり次第に消したりもしてみたが、やはりPage CacheがOFFになると、”サーバーの応答時間を短縮する”という項目をクリアできない状況は変わらない。
まだ他の箇所にも、キャッシュプラグインの記述の消し忘れがあって、それがイタズラしているのか?それとも、今契約しているサーバーでは、これが限界なのか?
私には、それらをスマートに確認する術がなかったため、新たにワードプレスを立ち上げ、まっさらな状態で測定するという素人丸出しの方法で確かめてみた。
その結果、まっさらなサイトをそのままの状態で測定しても、応答時間はほぼ変わらなかった。
・・・
そうか、限界か・・・
そして、サーバー移転へ
じゃあ、他社のサーバーに乗り換えれば、この問題は解決するのか?
悩んでいても始まらないというわけで、すこぶる評判の良い「Xサーバー」へ、お試し期間を利用して試験的にサーバーを移転し、サーバーの応答時間を測定してみた。
その結果、ロリポップでは応答時間が0.7秒~1秒前後だったのに対し、Xサーバーでは0.2秒台で安定して応答。”サーバーの応答時間を短縮する”という項目にはギリギリ引っかかるものの、十分妥協できる応答速度になった。
何度か時間を変えて測定しても、結果は変わらず・・・Xサーバーって、金額が高い分本当にすごいのね。
ロリポップにはお世話になったし、コスパが非常に良いのは間違いないが、0.7秒は個人的に看過できないので、この機会にXサーバーへ、私が運営する全てのサイトを移転することにした。