えいきゅうのやみ

日々の出来事、感想、備忘録等、気ままな日記帳

富士山を須走ルートで登ってみた(前編)

time 2015/08/07

富士山を須走ルートで登ってみた(前編)

2年前、富士登山に挑戦し、登頂そのものには成功したのだが、急な天候不良で最大の目的であった御来光を拝むことができず、いつか もう一度リベンジを果たしたいと企んでいた。

あれからコツコツと計画を練り続けること2年・・・御来光を見たいという気持ちは萎えることなく時が過ぎ、ついに決戦の日はやって来る。

そんなワケで先日、今回は須走ルートで再度富士登山に挑んできた。

台風12号の動向次第では、計画を中止せざるを得ない大ピンチで肝を冷やしたが、何とか最悪の状況は免れ、万全のコンディションで決戦の日を迎えることができたと思う。


2015年7月25日

北九州発の最終便で羽田へ・・・ツレが北九州空港で登山用の酸素缶を没収されるというトラブルがあったものの、何とか無事(?)出発。飛行機に持ち込めない物の説明をもっとちゃんとしておくべきだったなと反省する。

羽田着後は蒲田まで電車で移動し、ビジネスホテルに宿泊。飛行機には持ち込めない、コンロ用のガスカートリッジがネットショップから無事にホテルへ届いていて一安心。

25時頃就寝。


2015年7月26日

6時頃目が覚める。時間的には余裕があるが、いよいよの決戦にウキウキして もう眠れない。仕方がないので、風呂に入ったり、テレビを見たりして2時間ほど時間を潰す。

そして時刻は8時。ホテルをチェックアウトし、ホテルの近所にあるレンタカーショップで車を借り、一路富士山に向けて出発。

余談だが、最近では、レンタカーショップで初めて車を借りる際には、免許証の他に住所確認ができるものを提示しなければならないらしい。今まで何度かレンタカーを借りたことはあるが、2種類の証明が必要だった記憶は全くない・・・昔からそんなシステムだっただろうか?

困ったことに これに気付いたのが出発前日。さらに困ったことに私の保険証には住所が入っていないし、実家住まいのため公共料金の領収証が私宛ではないときたもんだ。住民票なんて取りに行く時間もないし大ピンチ。慌てて問い合わせてみたけれど、やっぱり公共料金の領収証は自分宛でないとダメとのこと。

最悪バス移動なんてことも想定しつつ、カード会社からの請求書や区役所からの郵便物等、住所証明に使えそうなものを手元に揃えて、使えるかどうか再度問い合わせたところ 驚愕の事実が判明。保険証の裏面にある住所欄に自分で住所を記入すれば、それが証明になるとのことだった・・・えっ!?そんなもんが証明になるの?という疑問もあるが、この際どうでも良いやと安堵。無事車を借りることができた。

そして、AM10:30・・・御殿場に到着。大部分に雲がかかっていて、ハッキリとその姿を拝むことができないが、久しぶりの富士山との再会。

ちなみに、海水浴場近辺のコンビニには海水浴グッズが置いてあるように、富士山登山口入口近辺のコンビニには酸素缶が1缶800円(5ℓ)ほどで売られている。また、少々割高にはなるが、登山口にある山小屋でも1000円ほどで酸素缶が売っているので、酸素の調達に困ったら、麓のコンビニか山小屋で購入すると良いと思う。

シーズン中はマイカー規制のため、須走口へ車でアクセスできない。臨時駐車場に車を停め、シャトルバスで登山口へ向かう。

バスに揺られること30分弱・・・須走口に到着。

バスから降りると既に空気が冷んやり。それもそのハズ、地上の気温が30℃強あるのに対して、須走口5合目の気温は26℃。

とりあえず、少しでも体を高度に慣らすべく、昼食がてらキノコそばを啜った後、ストレッチをしながらのんびり過ごす。そんな感じで1時間ほどゆったりした後、いよいよ登山開始!!

御殿場ルートとは違って、須走ルートの序盤はとにかく緑が豊富で樹海の雰囲気を満喫できる。

ただ、足場はゴツゴツした岩だらけで滑り易いし、大きな段差も多いため、小さな子供には厳しいルートかもしれないといった印象。この辺だと、気温が低いと言っても 動くとまだ暑い。汗だくになりながら登る。

新6合目(標高2400m)・・・

ここで早くも雲がほぼ真横に!!

大分高い所にいることを実感。

本六合目(標高2700m)・・・

おやつに持って来ていたポテチに異変が!?

気圧差でポテチの袋が今にもはち切れんばかりにパンパンに・・・途中で破裂してザックの中がポテチまみれになったらどうしようと少し不安になるが、見たこともない天道虫を見つけたことでスグにポテチの件はどこかへ行ってしまう(笑)

後で調べてみたところ、この天道虫は「ウンモンテントウ」という名前で、日本中の山地に生息しており 特に珍しい種ではないそうだ。それでもテンションは上がった!!ありがとう!!

7合目(標高3090m)・・・

徐々に雲が晴れ、山頂が露わに・・・

頂上まで まだあんなに距離があるのかと絶望しつつも、少しづつゆっくり頂上を目指して登る。この辺りまで来ると、気温的にあまり汗をかかなくなり、水の消費量がガクッと減る。

8合目(3350m)・・・

下江戸屋に到着。本日はここで1泊。

夕飯はカレーライス。おかわりはできないので、普段たくさん食べる人は、他の食糧を山小屋で買うか、持参しないと量的に物足りないかもしれない。

食後は、ポテチを食べながら景色を楽しみつつのんびり。

写真では伝わり辛いかもしれないが、こういう景色を見られる場所は そうそうないと思う。本当に独特の綺麗な景色なので、そういうのが好きな人は是非1度は富士登山に挑戦してみて欲しいと思う。

ちなみに、山小屋でポテチを見たら、袋がパンクして既に封がオープンに!!気圧差恐るべし!!

しばし景色に見とれた後は、翌日に備えてサッサと寝床へ。

寝床はお約束?の鮨詰め状態・・・知らないオジサンとツレに左右が常時完全に密着している。寝返りを打つのも大変だし、気を使うしで全然眠れない。富士登山の唯一にして最大の不満が山小屋の寝床の狭さだ。倍額ぐらいでも良いので、もう少し何とかならないものか・・・これじゃあ体が休まらない。

結局PM7時過ぎに床について計1時間ほどしか眠れず・・・眠れないのは、ツレも皆同じだったようで、逆にシンドイので早目に出発することにする。これが今思えばファインプレイだった。


2015年7月27日

AM1:00に頂上に向けて山小屋を出発。

後編につづく・・・

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